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ひげ先生
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中区富塚町で内科・呼吸器内科・アレルギー科・糖尿病内科・小児科を標榜し、大人から子供まで総合診療をしているクリニックです。呼吸器・アレルギー専門医。田町第一通りで先代が約30年診療をし、平成22年2月に現在の地へ移転しました。呼吸器・アレルギーの専門診療のみならず、何でも診れる内科医を目指して日々もがいています。
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2020年07月23日

新型コロナCOVID-19感染症15~まちがった感染対策例

新型コロナCOVID-19感染症15~まちがった感染対策例 先日、まちがった認識で感染対策をしてる場面に出くわしたので、その一例を紹介します。
本とあるレストランにて、注文をとったり食事をもってきてくれる従業員の方が、職場で決められている、という感染対策として防護用具をつけていました。
 (※ 防護用具とは、マスク、ゴーグル、フェイスシールド、エプロン、ガウン、手袋など感染から防護するために身につけるものです。)

風邪フェイスシールド、マスク(サージカルマスク)、ゴム手袋を身につけていました。
右フェイスシールドで相手からの飛沫をブロック、マスクで自分から相手に飛沫を飛ばすことを避け、ゴム手袋つけて接触感染を防ぐ。 一見、感染対策としては問題がないようにみえますフフフ
右私「その手袋、毎回交換してるんですか?」
 従業員「いいえ、つけっぱなしです。」「でもアルコール消毒してますよ。」
右鉛筆手に病原体がついただけでは、その人に感染しません。
 鉛筆手についた病原体を顔や口にもっていくことで感染につながるんです。
 鉛筆それは、マスクを着用していても、手袋をつけた手でマスクを触ると水分を含んだ飛沫核がマスク表面について、その水分が蒸発すると飛沫核のみ残り、その飛沫核は5μm以下の大きさ(新型コロナは0.1μm程度)ゆえ、サージカルマスクの穴の大きさ5μmを容易に通過し、口元に入り込んでしまいます。
 鉛筆手袋つけてアルコール消毒しても、アルコールは乾燥しないとそのウイルスを死滅させる効果がでないので、手袋越しに消毒しても意味がありませんえーん
 鉛筆ゴム手袋は表面がツルツルなので、その環境表面ではウイルスは長く居続けます。
 さらに、ゴム手袋にはちーさい穴もあいてますから、そのことを知らないで、ゴム手袋をしていれば自分の手はきれい!って思っていたりすると、ゴム手袋越しに手についた病原体をゴム手袋をはずしたあとに接触感染してしまうことになりますえーん
鉛筆ゴム手袋をするのであれば、一回対応する毎に外して、手指消毒する必要があります。 
 鉛筆手指消毒もぬれた手にしてはいけません。手指消毒後も乾燥してないと効果がでませんよわーん

本消毒液にも間違った対策がされてる可能性もあると思います。
”次亜塩素酸水”は大量に,作成してから短時間に使わないと効果がありませんので、手指消毒には適してませんし、環境表面にも大量に吹きかける必要性から乾くまで時間がかかるゆえ適してませんし、空間除菌は全く効果がないことが証明されておりますわーん
 鉛筆手指消毒には、70%以上のアルコール消毒、環境表面には、アルコール消毒か、0.05~0.1%濃度の次亜塩素酸ナトリウム、ですびっくり
※ 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムとは違いますからねわーん
右https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
厚労省のページが参考になります。



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